未経験からプログラマーになるには?転職で大事な4つのこと

未経験からプログラマーになるには?転職で大事な4つのこと

プログラミング未経験だけど、プログラマーになりたい。手に職をつけたいけどどうしたらよいか分かりません!

自己紹介

プログラミング歴15年の現役プログラマー。現在は都内のIT企業でソフトウェアの開発を行っております。採用試験の面接官も担当します。

未経験からプログラマーになれるのか?

はい、なれます。現場で働いているエンジニアからしてみたら、学歴よりも実際に仕事ができるかどうかの方が重要です。

実際に、私のチームで働いていた人で、元教師だったり、銀行勤めだった方で独学で勉強した人も転職してきたこともあります。私も実際に採用した人の中にも独学でプログラミングスキルを身つけた人もいます。

未経験の人ができるのか、できないのか判断するのが難しいのでは、という意見も聞こえてきそうですね。それは中途採用でも全く同じです。日本では容易に解雇できないことから、たとえ中途採用でも実は結構博打の要素があります。

未経験者の方に関して言えば、自分の意志でIT業界に来ようとする姿勢は高く評価したいと私は考えています。ですので、未経験者でもプログラマーにはなれます。

採用時に何を見ているか

組織の目的に合うかどうかです。優秀かどうかではありません。

そもそも、組織ごとにどんなポジションが空いているのか、組織の文化、会社から期待される成果が異なります。一言に技術系の会社といっても、自社でサービスを開発している会社と、外注を使う会社では全く求める人材が変わってきます。

例えば、私のチームは研究開発に近いチームであることから、従順な人よりも自分から行動できる尖った人を高く評価する傾向にあります。以下が私が評価するポイントです。

チェックポイント

  • 主体性
  • コミュニケーション能力
  • コーディングスキル
  • リーダーシップ
  • 提案力
  • 度胸
  • 自分が得意な領域をどれほど深く理解しているか
  • 行動力
  • 実績

技術者なんだから尖った人が評価されるの当たり前じゃないか、と思う方もいるかもしれません。しかし、下請けのソフトウェアハウスで働く人がそんなに尖ってたら扱いに困ると思います。言われたことを素直にやる人の方が向いているでしょう。

よって、組織の目的に合う、と思った人に採用を出します。逆にどんなに優秀でも合わないと思ったら採用を見送ります。まずは、自己分析して、自分の性格に合いそうな会社を探しましょう。

独学 vs オンラインスクール

結論をいってしまうと、どっちでもよいです。たまに経歴書にオンラインスクールでこんな勉強をしました、的なの書く人いますが、超どうでもよいです

もう一度いいますが、実務ができるのか、できないのか。その判断ができる情報が欲しいわけです。よって、Githubのアカウントでソースコード見るなり、実際にコーディングの問題解いてみせるなり、ポートフォリオを見たり、議論をしてみてその時の受け答えを聞いたりして判断します。

未経験者にそれは厳しいのではないかと思う方もいるかもしれませんが、私からしたら、あなたが未経験であるかどうかは、どうでもよいのです。もし、未経験であることを配慮しなければいけないのなら、そもそも採用しません。

ただし、これは私の意見であり、他の組織は違うかもしれません。組織によっては、年齢が若ければポテンシャル採用もあるでしょう。

いずれにせよ、オンラインスクールで学んだかどうかは評価しません。今の自分の実力を見える形でどう売り込むかを考えましょう

転職に使える無料のサイトが実はあります

Paizaというオンラインサービスがお勧めです。無料で使えます。実際私もPaizaを利用して三回転職できています。

Paizaは、個人がお金を払うのではなく、Paiza経由で人材を採用したときに企業が支払う仕組みになっています。よって、利用者は一切お金を払わなくてよいのです。

Paizaはコーディングの問題が多数用意されており、問題の難易度ごとにランクが分けられています。最高難易度はSランクです。未経験者であるなら、Sランクを目指してください。Sランクまでいけば、相当数の企業の面接を書類審査なしで受けることができます。

Sランク解けるか、と思う方もいるかもしれませんね。ただ、Sランクにも簡単なものと難しいものがあります。まずはAランクくらいスラスラ解けるようになれば、Sランクもそのうち解けるようになるでしょう。

オンラインスクールもよいですが、お金がない人はぜひ試してください。ちなみに私はSランクです★


Written by Yasuhiro Ito
Software engineer

© 2021, Yasuhiro Ito